初めてのポルシェ試乗

 

前の投稿の通り、ポルシェには興味があったものの、自分には縁がないと思い生きて来た訳ですが、とあることが切っ掛けで流れが変わりました。

 

知り合いが「友達のポルシェを借りて乗ってみたらヤバかった!」と。

「音と振動が凄くて、ゾクゾクと細胞を震わせる。
 これは凄い!」

そんなコメントを聞いたので、「これは是非自分でも体験してみないと!」と思いました。

 

そして、もうひとつの要因があります。

会社員現役時代に、関西へ無期限の転勤になったり、
そのまま関西で暮らすつもりが、急遽、関東に戻ったりとかがあり、
都会での暮らしに車は不要と思っていて、車を手放しておりました。

ところが、都会を離れ、田舎暮らしを始めたことにより、車社会の生活に移行しました。

車は生活の足ですから、ほぼ毎日乗ります。

車に対する意識がとても大きくなりました。

 
 

そんな経緯があり、2年前の冬にポルシェの試乗に申し込んだのでした。

試乗車は選択することができましたので、勿論「911」をお願いしました。

生まれて初めてのポルシェドライブです。

憧れの911を自分で運転できるとは!

昔の自分の状況から考えてみると、想定外の出来事になります。

 

そして、試乗させて頂いたのは、こちらの車!

ブルーの911です。

当時はポルシェのことを全く知らず、単に興味本位で試乗しに行きましたので、詳細が全くわかっておりませんでした。

まぁ今でも、大してわかっておりませんけど。

今改めてコンフィギュレーションを眺めてみると、青は「ゲンチアンブルー メタリック」がありました。

エンジンをかけると、ブォン!と大きな音がして、体が無意識にシャキッとなります。

そして水平対向エンジンのドッドッドッという低音が堪らないです。

 

車内に乗り込むと、中央にアナログ針のタコメーターがあります。

タコメーターが一番中央に配置されていること、さらに今の時代でも反応の良さを重視したアナログ針を採用していることは、本物のスポーツカーを意識しているということですね。

電源を入れると5連メーター表示となります。

ハンドル内右下の丸いスイッチで、走行モードを切り替えます。

 

911のモデルは不明ですが(カレラですかね)、992の最新モデルであることはわかりました。

この小さなシフトレバーを見て、「こんなオモチャみたいなシフトレバーなの?」と思ってしまいました。

 

この真っ赤なシートが、よりゾクゾクと興奮して堪りません。

ボルドーレッドに、よく見るとクレヨンのステッチ入りです。

 

シートポジションを合わせて、試乗を開始しました。

後方から聞こえるエンジン音と排気音が最高で、伝わって来る振動がとても心地よく、本当に細胞が隅々まで活性化される感覚があります!

スポーツカーでパワフルにも関わらず、とても運転しやすい。

足回りも路面の凸凹をしっかり吸収してくれて、乗り心地もとてもよい。

さらにアクセルをスッと踏み込むと、余裕のパワーで一気に加速してくれる。

いやぁ、本当に運転していて楽しい車だと感じました。

 

「このボタンを押してみて。」と言われて、
押してみたら、「あれ?排気音が変わった!」

明らかに排気音が、スポーティな低音に変わった。

「ポルシェは楽しく運転するために、こういったオプションが準備されています。」とのことでした。

これは「スポーツ エグゾースト システム」のオプションになります。

 

次に「ハンドルに付いている丸いスイッチを回して、スポーツモードに変えてみて下さい。」と言われて、
カチッと回してみると、SPORTの表示となり、「シフトチェンジのタイミングが遅く変わって加速がよくなった!」

シフトタイミングが変わったのと、足回りも固くなり、明らかに走りがスポーティに変わりました。

「これは面白い!」

 

さらにSPORT PLUSモードに変えると、シフトタイミングがさらに遅くなり、エンジンを高回転まで引っ張ってくれるようになりました。

「へぇ〜、さらに凄いですね!」と、驚きと感動とともに、「これは楽しい!!!」と思いました。

「高級な大人のオモチャだ!」という感じです。

この走行モードを変えるのは「スポーツクロノパッケージ」のオプションです。

 

運転していても全くスピード感が感じられず、ついついスピードが出てしまいます。

ここは注意が必要です。

一通り楽しんで、ポルシェドライブを満喫して帰って来ました。

右上奥に見える軽自動車が、うちのN-BOXです。

ナント、軽自動車で乗り付けて、ポルシェの試乗に行った次第です。笑

 

いやぁ、でも楽しかった。

やはり、いい物はいい!と改めて感じた次第です。

早くポルシェが欲しいと、強く思いました。